目次
■セピア色の性質
「セピア(sepia)」は英語でイカ墨を意味する言葉です。語源であるラテン語では、烏賊の一種であるコウイカを意味しています。セピア色は、イカ墨の色に由来する黒くて赤味のある黒褐色の色を表しています。
■セピア色の心理効果
セピア色は、19世紀の末頃より白黒写真で使用し始められたインクの色でもあるので、その当時の古い感じや懐かしさを与えてくれます。白黒写真が日光などによる紫外線の影響で色あせてセピア色へと変化していきます。「思い出がセピア色に染まる」などの表現で歌詞などによく使われており、古き良き日の思い出を連想させてくれます。視覚的な効果だけでなく、言葉として見たり聞いたりするだけでもそのようなイメージを与えることができます。
セピア色は、茶色とベージュの両方の性質を持っており、その落ち着いた色合いによって安心感を与えてくれます。茶色は大地の色でもあることから、どっしりとした揺るがないイメージを持っており、安定感を象徴する色でもあります。セピア色はこのように安心感や安定感を与えてくれる色なので、精神を落ち着かせるために身の回りのものに取り入れると効果的です。また、インテリアに取り入れることでアンティーク調のビンテージな雰囲気を出すことができます。
■セピア色から連想する抽象的イメージ
懐かしい、古い、歴史、地理、古代、懐古趣味、レトロ、回想、日焼け、思い出、過去、昭和、安心感、安定、落ち着き、謙虚、穏やか、優しい、色あせた
■セピア色から連想する物体的イメージ
卒業写真、古い写真、モノクロ写真、モノクロ映画、時計、アンティークのもの、砂、土、土壁、藁、木、地図、ブロンズ、日焼けしたポスターやハガキ、古い紙、ざらばん紙、お線香、お香、お寺
■セピア色の性格・キャラクター
セピア色を好む方は、穏やかな心を持っており落ち着いた大人の雰囲気があります。周囲に安心感を与え、相手気分も穏やかにするパワーを持っています。また、相手の話を聞くことが好きで聞き上手でもあるので、年齢関係なく色々な人から相談を受けやすく、頼りになる存在として慕われています。
また、茶色の持つ性質も持っているため、生活面ではアップダウンが激しい変化のある生活が苦手で、安定を重視する傾向があります。真面目さに加えて忍耐力や持久力も持っているので、仕事面では信頼を得やすいでしょう。一方で、頑固者で融通がきかない一面も。意見が食い違う時には、怒りの感情を出すこともありますが、普段は控えめで謙虚な印象を与えており、優しい心を持っています。
まとめ
いかがでしたか。セピア色のものを見ると、過去にあった懐かしい出来事を思い出させてくれて自分の幼い頃や歴史的な時代背景を振り返るのにピッタリの色です。「セピア」という言葉を聞くだけでも、そのような情景を思い起こしてくれますよね。部屋などの空間をセピア色に染めれば、そこはまるでタイムスリプしたかのようなレトロな空間にすることもできます。歴史やアンティークのものをじっくり楽しむには、想像力が膨らんでもってこいの場所です。また、木や土をイメージさせてくれる自然の色なので、気分をリラックスさせるにも取り入れるとおすすめな色です。
自分の選んだ色の組み合わせでそのときの心理状態がわかる、今注目されているカラーセラピー。
様々な色の組み合わせがありますが、今回は青×オレンジという補色の組み合わせをご紹介します。
この青×オレンジが表すカラーセラピーの意味とは、どんなものなのでしょうか。
早速、結果とそれぞれの色の意味を見ていきましょう!
青×オレンジのカラーセラピー結果とは?
青×オレンジというのは、色の関係で言うと補色の関係となります。
お互いの色を際立たせる働きがあるので、青×オレンジはカラーセラピーでは相性が良いと言えます。
オレンジは温かみがある色で、自然と人が集まってくるような社交的な一面を持ち合わせています。
ただ、どちらかというと相手が話しかけてくれるまではなかなか行動できないということが多いのではないでしょうか。
誰かが自分に興味を持ってくれれば、たちまち意気投合して深い仲になることができるのです。
一方の青ですが、やはりイメージするのは空や海といった果てしなく広いものですよね。
何かあったときでも、その広い心で受け止める…どちらかというと受け身な一面を持ち合わせています。
そして青はその場に留まっていて動かない、水が固まるとその場から動けなくなってしまうという意味も込められています。
つまり自分に降りかかってきたことを全て受け止めようとして、実際動こうとした時に動けなくなってしまうということもあるのです。
青×オレンジを選んだあなたへアドバイス!
では、カラーセラピーで青×オレンジの組み合わせを選んだあなたにアドバイスがありますので、見ていきましょう。
まず、誰かを好きになる時には、自分がある程度気持ちを抑えなければうまくいかないと思っていませんか?
これはカラーセラピーで選んだ青のカラーによって、自分の感情をうまく表現できないことが原因となっています。
ここは社交的なオレンジを前面に出していって、2つのカラーで共通している「受け身」を克服していく必要があります。
また受け身がクセになっていると人と接しているときに、自分のことをオープンにしていない場合が多いのではないでしょうか。
相手と仲良くなるには、まずは自分の心を開くことが大切です。
ぜひ自分から話題を振ることができるように、会話の引き出しをたくさん持っておきたいですね。
相手の話を聞くときには青の特徴である広い心の良い部分を引き出して、聞き役としての役割もしっかりおこなっていきます。
それぞれの色の弱点さえ克服できれば、この青×オレンジの組み合わせは話し役にも聞き役にもなれる可能性を秘めているのです。
まとめ
カラーセラピーにおける配色のひとつである、青×オレンジの組み合わせについてお話ししてきました。
また、この配色が持つ意味や特徴、そして生活を豊かにするためのアドバイスをしてきましたが、いかがでしたか?
青×オレンジは補色の関係なので相性はとても良いので、それぞれが持つ弱点である
・青…自分を表に出せない
・オレンジ…社交的だけれど自分からは話に混ざることができない
これをプラスに変えていければとても良い人間関係が築けますので、ぜひ意識してみてくださいね。