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カラーセラピーと英語
カラーセラピーは、もともと西洋を中心に発展してきたセラピーです。そのため、英語で書かれた文献や記事を目にする場合もあります。
ここでは、カラーセラピーで用いる基本的な色について、英語の綴りと西洋における意味についてご紹介します。
White(白)
白は清らかさを示す色です。信頼感や清潔感などのクリアなイメージを与えるものです。
また、真っさらな状態を示すため、物事の始まりや出発という意味合いもあります。
Black(黒)
黒は強固さや重量感を感じさせる色です。それは、黒が光を反射せずに、全ての色を吸収し、遮断することからきています。
強さや権威、高級感などを感じさせる反面、威圧感や負のイメージも強く感じさせる色です。
Red(赤)
赤は太陽や火を連想させるように、熱気に溢れ活発なイメージがある色です。強い刺激を有し、気分を高揚させてやる気を引き出したり、闘争心を駆り立てます。
また、食欲や物欲などの欲求を刺激する色でもあり、広告などに用いられます。そのほか、緊急事態を知らせたり、なにかを禁止するなどの意味合いもあります。
Blue(青)
青は空や海といった広大なイメージを有する色です。集中力を増して、精神統一を助ける働きがあります。
また、感情的になり過ぎることなく、理性的に物事をやり抜くという性質もあり、規律やルールを表す象徴でもあります。
Yellow(黄色)
黄色は色の中でも特に明るい性質をもっています。鮮やかに光り輝くイメージがあり、心を弾ませて浮き浮きとした気分にさせます。
黄色は気分を高揚させて、思い切りのよい決断や新しい一歩を促す効果があります。また、鮮やかさによって見る者に注意を促す働きもあります。
Green(緑)
緑は安心感や調和を表す色です。植物や森など自然を体現する色でもあり、大らかさや生命力を有しています。
心を安定させ、気持ちを穏やかにリラックスさせる効果があります。また、控えめで他の色との調和をとりやすい色でもあります。
Purple(紫)
紫は青と赤が混ざり合って生み出されたもので、複雑な二面性を有する色です。活動的な赤と落ち着いた青の性質が共存しているため、ミステリアスな神秘性を感じさせます。
紫は人の感覚や感性を研ぎ澄まし、発想力や想像力を高める働きがあります。また、筋肉の緊張を取り除いて、安眠を促す効能があります。
Gray(灰)
灰色は協調性を有する色です。他のどんな色にもよく馴染むので、強い自己主張をせずに周囲を引き立てる役割があります。
そのため、穏やかさや落ち着いた雰囲気があります。また、我慢強さや忍耐を示す色でもあります。他方、灰色の青春などのように、陰鬱としたイメージもあります。
Brown(茶)
茶は、大木や大地など素朴で力強い自然の力を感じさせる色です。また、大地の恵みによる温もりや安心感、安定を感じさせます。
目立つ色でないぶん、どんな場面にもよく馴染み、周囲と調和します。また、古さや伝統を体現し、歴史を感じさせる色でもあります。
まとめ
カラーセラピーの基本的な色について、綴りと意味をご紹介しました。各色は人の心に作用して、様々な働きをする効能があります。
色が人の心に及ぼす作用を知ることは、色を用いたセラピーにおける重要な要素です。