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イラストによるカラーセラピー
塗り絵を用いたイラストによるカラーセラピーがあります。これはイラストに色を塗っていくという作業によって心と身体に元気を与えることを目的とするセッションです。
イラストという身近な素材を用いたセッションなので、誰でも気軽に参加できる、間口の広さが魅力の1つになっています。
イラストを用いたカラーセラピーについての書籍と講座をご紹介します。
書籍について
心をいやす大人の塗り絵 カラーセラピーBOOK
94ページ/日本文芸社
著者はプロのカラーセラピストで、カラーコーディネーター検定の講師や産業カウンセラーとしても活躍しています。
喜びや怒りなど、気分や感情をテーマとした塗り絵用のページが複数用意されており、その日の気分によって塗りたいページを選びます。
色を選んだり塗っていく作業を通して、知らず知らずのうちに自分の内面と向き合っていくことになります。
そのため、絵を塗り始める前と後では、自分の気持ちがずいぶん変化していることに気が付きます。
それぞれテーマは3段階のステップアップ形式になっており、第1段階は感情を表現すること、第2段階は感情を鎮めること、第3段階は感情を乗り越えることになっています。
ステップアップ方式で無理なく段々と感情と向き合う構成になっているので負担が少なく、忙しいときや時間に余裕がないときにも、少しずつ実践していけるのが魅力です。
講座について
塗り絵カラーセラピストの養成講座があります。
塗り絵カラーセラピストとは、セラピーの実践としての塗り絵の作業を介して、日常生活におけるメンタルケアをする人のことです。
塗り絵カラーセラピストは、クライアントの状態にあわせて適切な塗り絵素材や画材を提供し、塗り絵の作業によってストレスの緩和やリラックスの効果を提供します。
また、絵に表現された色彩やタッチの様子を通じてクライアントの心の状態を把握し、カウンセリングなどのサポートを行います。
講座は入門コースと実践コースの2種類があり、18種類のシートや36種類の塗り絵集などを教材として、テーマ別に塗り絵の使い方や絵の読み解きの方法を学んでいきます。
教材はDVDとテキストを併用するもので、具体的な事例を紹介しながらメソッドについて学びます。
入門コースと実践コース
入門コースではカラーセラピーと色彩心理についての基礎を学び、日常的なメンタルケアに役立つことを目的としています。
実践コースでは、様々な塗り絵の読み解きの方法や、カラーチャートの使い方など、セラピストとして活動するための実践方法について詳しく学びます。
自身や周囲のためにカラーセラピーを活用したい場合は入門コースが、カラーセラピストとして本格的に活動したい場合は実践コースが適しています。
まとめ
塗り絵を用いたイラストによるカラーセラピーについてご紹介しました。
塗り絵カラーセラピーの特徴は、セッションを通じて他者を癒すだけでなく、自分一人で静かに実践することで、セルフケアを行いやすくなっていることです。
また、カードやボトルを用いたスタンダードなセッションのメニューに加えて、塗り絵を用いたセッションのメニューを追加することもできるので、セラピーのメニューを充実させるためにも有用です。