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■赤色の性質
赤色は、「暖色」「興奮色」「進出色」「膨張色」の性質を持っています。
暖色
赤色は、太陽や炎などを連想させ、熱い(暑い)をイメージさせます。イメージ血圧や心拍数を上昇させ体温をアップさせる効果もあります。インテリアに取り入れることで、温かみのある空間をつくることができます。
興奮色
人間は本能的に赤色を見ると、感情が刺激され興奮しやすくなります。心拍数や血流をよくさせ、アドレナリンの分泌が促進され、気持ちを高ぶらせてくれます。また、怒りの感情やイライラ感が高まるという効果もあります。
進出色・膨張色
赤色は他の色と比べて波長が長く、一番目の中に飛び込んできやすい色です。また青や緑色などの後退色と比べて、距離が近くにあるように感じられます。そのため、注意を促す必要のある信号機や標識などに利用されています。
■赤色の心理効果
短期的な集中力を高めたり、やる気をアップさせたい時に取り入れると効果的な赤色。身につけたり、見ているだけで気持ちが高揚して、前に向かって進んでいく力が湧いてきます。やる気がでない時や、何かをやり遂げたい、何かをはじめたい時に取り入れてみましょう。その他、赤色は食欲を増進させたり、購買意欲を高める効果もあります。
赤色のファッションは、愛する人に気持ちを伝える時や、スポーツなどで勝ちたい時に着ると効果的です。スポーツのユニフォームを赤色にすることで、自身の力が湧いてくるだけでなく、相手に強そうだと恐怖心を与えることもできます。赤いユニフォームを着たら勝率がアップしたなんて話もあります。
赤色をインテリアに取り入れることで、温かみのある空間がつくれるだけでなく、堅実な生活を送ることを助けてくれます。赤色は「地」の色でもあり、浮ついた気持ちで落ち着かない時や地に足を着けたい時、現実を見据えて生活したい時に取り入れると効果的です。
■赤色から連想する抽象的イメージ
熱意、情熱、愛、命、興奮、団結、絆、活発、チャレンジ、力強い、エネルギー、暑い、重要、刺激的、食欲アップ、挑発的、怒り、派手、禁止、停止、魔除け、恐怖、危険
■赤色から連想する物体的イメージ
太陽、炎、血液、ルビー、ガーネット、バラ、チューリップ、りんご、トマト、イチゴ、さくらんぼ、スイカ、パプリカ、唐辛子、郵便ポスト、鳥居、消防車、消火器、赤い羽
■赤色の性格・キャラクター
赤色を好む方は、エネルギーに満ちあふれていて、行動力があり、どんなことでもポジティブに進んでいこうとする方が多いのが特徴。リーダー的な存在として、みんなをまとめて引っ張っていく力を持っています。強い愛情・情熱を持っているので、家族やグループなど人との繋がりを大切にします。ロマンチストも多いです。
一方で、熱い思いを人一倍持っている分、正義感が強く、時には怒りの感情が抑えらなかったり、喧嘩っ早くなってしまう一面も。気持ちが高ぶりすぎている時は、心を穏やかにしてくれるブルー系の色を取り入れて、バランスを取るといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。赤色は、見ているだけで元気になれる色。気持ちが落ち込みやすかったり、やる気が出ない時に積極的に取り入れることで、前向きに生きる力が湧いてきます。毎日身に着けていたり見ていると少し疲れやすい色でもあるので、やる気を出したい時だけ赤色の服を着て、気持ちを落ち着かせたい時は青色を取り入れるなどして、うまくバランスを取るようにしましょう。